マイレージプログラムの切り替えが発表されました。
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アリタリア-イタリア航空。
今年の秋までとされていた再建のスポンサー企業探し。
思うようには進んでいないようで、つい先日、イタリア政府が3億ユーロの追加融資を決定。
スポンサー探しも2018年の4月末までに延長されました。
スポンサーもルフトハンザやイージージェットなどオファーを名乗り出た企業があるものの、その内容は一部資産の買い取り。
アリタリア-イタリア航空全体を引き受けるようなスポンサー企業がなかったため、今後はオファーを出した企業との交渉に入っていくものと思われます。
マイレージプログラム「ミッレミリア」の切り替えを発表
マイレージプログラム「MILLEMIGLIA(ミッレミリア)」が2018年3月31日で終了となり、2018年1月1日からは新しいマイレージプログラムが開始されます。
この記事の作成時点では日本語ページはありませんのでイタリアの英語ページのリンクになります。
現在ミッレミリアに貯めているマイルは原則として2018年3月31日までにマイルを使い切る必要があります。
使いきれなかったマイルは2018年3月31日をもって無効となります。
アリタリアのマイルはアリタリア-イタリア航空もしくはスカイチーム加盟航空会社、エティハド航空、ジェットエアウェイズ、マレーシア航空、カンタス航空などの特典航空券として利用するか、アリタリアのキャッシュ&マイルや超過手荷物料金、座席指定、空港税や燃油サーチャージの一部として利用する方法があります。
条件付きで新プログラムへのマイル移行が可能
新しいマイレージプログラムが始まるのが2018年1月1日。
現在のミッレミリアのマイルを新プログラムに移行するには2018年1月1日から3月31日までに航空券を4区間購入・搭乗し、マイル加算を行った会員に対してのみ、新しいマイレージプログラムにマイル残高を全てを引き継ぐことができます。
The new edition of the MilleMiglia Program will also include a special initiative for our most loyal members: purchase and take at least 4 one way flights between 1 January and 31 March 2018 and carry over into the new edition up to 100% of the remaining miles at 1 April 2018.この一文だと不明確なのは、アリタリア-イタリア航空だけが対象となるのか、パートナー航空会社も対象となるのかがわからないこと。
https://www.alitalia.com/en_it/millemiglia/theprogram/new-edition-millemiglia-program.html
利用する予定がある方はきちんと条件を確認するようにしましょう。
過去にもマイレージプログラムの切り替えを実施したミッレミリア
2008年の経営破綻時も同様のことがありました。
当時は2007年末まででマイレージプログラムが終了。
積算されていたマイルは2008年6月30日まで有効。
マイル移行は当時はアリタリア航空かAZ便名のコードシェア便を2008年1月1日から6月30日までに2区間利用すればいいというものでした。
明らかに今回の方が厳しい。
エールフランスKLM、デルタとの共同事業はどうなるのか
現在、アリタリア-イタリア航空はデルタ航空、エールフランスKLMと共同事業を行っています。
またエールフランスKLMがヴァージン・アトランティック航空に出資し、デルタとヴァージンの共同事業と統合させる予定でした。
主に大西洋線が対象となる共同事業なので日本人にはあまり関係がありませんが、デルタ、エールフランスKLMの両社が、ヴァージンの80%(デルタが49%、エールフランスKLMが31%)の株を取得しているあたりから、アリタリア-イタリア航空抜きでも大西洋の共同事業を他事業体との競争上、問題がないように存続させる意向があるものとも読み取れます。
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