ホノルルにANAラウンジ新設
ANAホールディングスの片野坂真哉社長は11月21日Aviation Wireの取材に対しラウンジを新設する準備をしていることを明らかにしました。
ダイアモンドヘッドコンコースはA380駐機不可
現在、ANAやユナイテッド航空が主に発着するダイヤモンドヘッドコンコースは最大でボーイング747-400型機までしか駐機ができません。
実は現時点でA380型機の駐機ができるゲートは主にハワイアン航空が使用するエバコンコースのみ。
しかも1か所しかありません。
ちなみに、ボーイング777-300型機もその場所でしか駐機ができません。
JALは繁忙期にはボーイング777-300ER型機を就航させるため、現在のままではゲートが不足します。
現時点でもスターアライアンスのラウンジが不足
ホノルルのスターアライアンスのラウンジは現在のところユナイテッドクラブしかありません。
ユナイテッド航空ではホノルル国際空港は国際線というよりも国内線の位置づけ。
以前はインターナショナル・ファーストクラス・ラウンジもありましたが、ポラリスラウンジの新設の予定はありません。
実際、日本人にはあまり評判はよろしくなく、JALラウンジと比較しても見劣りするのは否めません。
加えてアルコール類提供に対するコンプライアンスのポリシーからセルフサービスでの提供がされずに、アルコール類は全てバーカウンターでオーダーする方式となっています。
一部のアルコール類は無料で提供されていますが、カウンターでのオーダーということもあり、チップをあげる人も多いようです。
また場所がダイヤモンドヘッドコンコースなことや、ユナイテッド航空の国内線が多く発着する時間帯ではかなり混雑しており、一部のスターアライアンス加盟航空会社ではカンタス航空のラウンジを利用しています。
ファーストクラスラウンジも必要に
当たり前と言えば当たり前ですが、ダイアモンドヘッドコンコースからエバコンコースって遠いんですよね。
ユナイテッド航空は国際線ファーストクラスは廃止する予定です。
ポラリス・ラウンジも開設の予定はありません。
となると、ファーストクラスラウンジが必要ですよね。
ホノルルに就航するファーストクラスの設定はANAの場合A380のみになる見込み。
それに加えてダイヤモンドメンバーの利用もあることからそれなりの規模のラウンジが必要だと思われます。
ハワイアン航空に嫌われたANA
2019年からA380を就航させる、ANA。
ハワイでのパートナーであったハワイアン航空はJALとの提携を選びました。
ハワイから見れば、ANAよりJALの集客力が多いのは当然。
ユナイテッド航空はハワイアン航空とコードシェアでの提携をしていますが、ANAはコードシェアでの提携も来春で終了。
ハワイアン航空以外にハワイ諸島間を運航していたアイランドエアーも清算となってしまいます。
現時点でJALに比べて集客力の劣るANAが魅力的な旅行パッケージを販売していけるのかは未知数。
むしろかなり苦戦する可能性もあると思っています。
期待できるのが特典航空券。
供給座席数がかなり増えるため、確実に特典航空券の座席数は増えると思われます。
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