ユナイテッド航空で子犬を頭上に収納させられ犬は死亡
3月13日、ユナイテッド航空はヒューストンからニューヨーク行きの機内で12日に発生したフレンチブルドッグの子犬が入ったキャリーケースについて、乗務員がケースを頭上に収納するよう指示した結果、到着際に子犬は死亡していた件について謝罪しました。
日本でも報道されていますが、日本語版Newsweekの記事が一番詳細でわかりやすいと思います。
ユナイテッド子犬死亡の教訓、愛犬を死なせないために知るべきこと
乗務員は犬が入っているということを認識していなかったということですが、Newsweekの記事によると、英語が堪能でなかったとのこと。
まず、乗務員の指示に従ってしまった飼い主の事情も考慮しよう。報道によれば、彼女は何度も抗議し懇願したが英語が達者ではなく、子犬のほかに11歳の娘と生まれたばかりの赤ちゃんも連れていた。子供のほうにも気を取られていたかもしれない。日本での報道では「英語が堪能ではなかった」という報道はされていませんでした。
ユナイテッド子犬死亡の教訓、愛犬を死なせないために知るべきこと 2018年3月16日(金)16時00分
アメリカでも当初の報道は乗客が「断固抗議したが受け入れられなかった」「周りの乗客が乗務員が『犬をしまえといった』と聞いた」といったものもありましたが、報道によってだいぶ温度感に差があるようです。
ANAやJALでも過去に発生
ANAやJALの場合、客室内への持ち込みは出来ませんが、貨物室預かりとして輸送されたペットが死亡し、ネットで炎上してしっまった事例があります。ANAでは今年から従来より預け入れ禁止期間を2か月間延長し、5月1日~10月31日までとなります。
飛行機での輸送はペットにストレスを与える
飛行機でのペットの輸送、アメリカでは一部のペットは客室内への持ち込みも可能ですが、客室内か荷物室かにかかわらず、ペット自身に多大なストレスを与えます。特に今回死亡した犬種はフレンチブルドッグ。
短頭犬種の中でも超短鼻犬種とされるもので、高温多湿に弱く気道が狭いことから、特に高温の環境下において、体調に支障をきたす恐れがあるとされているもの。
海外ではイギリスの獣医師協会会長が「(ペットにするのであれば)短頭犬ではなく、より健康な犬種や雑種を選ぶべき」と発言したことが2年前に話題になりました。
アメリカでもネット上の意見で大論争が起こったようです。
カンザス州に輸送されるはずの犬が何故か日本に
既に飼い主へ返却されています。
ペットの積み込み間違いで行先変更
また、15日、ニューヨーク/ニューアークからオハイオ州のアクロンに向かう予定だったペットの犬がセントルイス行きの便に乗せられていたことが判明したため、同便がアクロンへダイバードしました。
結局本来ならニューアークを出発した2時間後の16:45に到着する予定だったのがセントルイスに着いたのは2時間以上遅れた18:56。
同便に搭乗していた乗客は運賃の払い戻しを受けたそうですが、実際に搭乗していたらたまったもんではありません。
ユナイテッド航空、コンチネンタル航空との合併以降、こういったヒューマンエラーに起因するトラブルが多発している気がします。
やはりいまだに客室乗務員のシャッフルが行われていないことや、コンチネンタルとユナイテッドとの文化的な違いなどでエラーが多発している気がします。
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