グアム地区でのユナイテッド・エキスプレスを運航するケープエアとの提携解消
ユナイテッド航空はユナイテッドエキスプレスを運航するケープエアとミクロネシア線に関する提携を終了することを発表しました。
現在1日5往復を運航しているグアム-サイパン線と、1週間3.5往復三角運航しているグアム-サイパン-ロタ線を5月いっぱいで運休します。
6月1日からは、グアム-サイパン線をボーイングB737-800型機で、1日1便を運航します。
便名が未定のため予約不可
サイパンはデルタ航空の撤退以降、日本からはグアム経由でユナイテッド航空での訪問が可能でした。
今回、6月1日以降もユナイテッド航空でのサイパン行が可能ですが、時刻が非常に問題。
便名未定 グアム7:00発-サイパン7:45着
便名未定 サイパン8:45発-グアム9:30着
5月末日での撤退は決定しています。
ただし、今回特殊なのは6月1日以降の運航が正式決定していないこと。
この記事を作成している時点では予約システムに反映されていないため予約は入らない状況です。
また、航空券の再発券もできない状態です。
ロタ島からは事実上撤退
6月1日からはロタ島へはユナイテッド航空のネットワークでは行くことが出来なくなります。
グアムからの航空便はユナイテッド航空以外ありませんので、6月1日以降はサイパンからスター・マリアナス・エアを利用することになります。
ケープエアの自社運航の可能性もあるものの…
今回の撤退、色々と地元の思惑が絡んでいるみたいで、そもそも撤退を決めたユナイテッド航空はサイパンからのジェット機就航の要望を受けてジェット機の運航に切り替えると発表。
しかし発表したら、ケープエアが今回の決定はユナイテッド航空が決定したものと発表。
ケープエアは6月1日以降の運航は未定と発表し、自社運航に含みを持たせています。
ケープエアはATR-42機2機でユナイテッドエキスプレスとして現在運航していますが、そもそもの需要がコンスタントにあるかというと、かなり難しい。
ユナイテッド航空の販売力をもってしても、ほぼ全便で空席がある状況です。
これを販売力の劣るケープエアの自社販売に切り替えるのは到底無理でしょう。
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