子供連れの海外旅行・赴任 蒙古斑で虐待と疑われないために

この記事は2013年に旧ブログに執筆したものを移行したものです。

アメリカで蒙古斑で虐待と疑われた事例

久々に会社であった出来事。
私の勤務先の会社、グループ会社を含めると海外にもいろんな地域にあるんですが、2013年に起こった事例。
30代前半の男性社員。実は私の友人だったりするのですが、妻と1歳になるお子さんを帯同して北米へ赴任。
赴任後半年たった頃、その際に起こった事件です。

お子さんが病院で注射をしなくてはいけなくなったそう。


その注射はお尻にするものだったらしい。
そのお子さんのお尻には、くっきりとした蒙古斑が…
そうしたら、看護師が警察に通報したらしい。
蒙古斑を虐待による打撲の痕と勘違いしたとのこと。

なんか、制服の警察官が2名来たらしい。
ただ、不幸中の幸いが来た警察官のうち1名がアジア系。
お尻の蒙古斑を見るなり、「ああ、これはモンゴリアン・スポットだ。俺も小さいころあった。」と言ってくれたそうな。

でも、納得しなかったのはその通報した看護師。
白人の女性看護師だったので、見たことなかったんでしょうね。
かなり大騒ぎ。
警察官もあ然。逆に注意をされていたらしい。
また、騒ぎを聞きつけた研修中の医師がお尻を見に来た(たぶん興味本位)りして大変だったそう。
結局、何もお咎めはなかったらしいのですが、かなり疲れたって言ってました。

蒙古斑。
英語ではMongolian SpotMongolian Blue Spot
日本人は赤ちゃんにはあるものという認識が一般的ですが、人種によってはあまり出現しない場合や出現しても気がつかない場合があるため、打撲の痕や虐待と勘違いされることがあります。

医師の証明書を取ることをすすめているホームページなどもありますが短期の旅行で英文の診断書をとるのも現実的ではないかも。

ただ、疑われた時の為に、ウィキペディアのページ や東京医科大学の解説ページを準備しておくのがおすすめです。

Spotting Mongolian Spots [ Child Fleck ] 

なお、いい年になっているのにもかかわらず、親のすねかじりで自立できていないような「ケツが青い小僧」とは違いますよ。

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