私は現物は見たことがありませんが、南京虫とも言われる吸血性の寄生昆虫。
考えただけでも気持ち悪いのですが、2000年代後半はアメリカで大繁殖していました。
トコジラミとは
トコジラミは英語でbedbugと言います。
名前からも分かるように寝室で繁殖し、刺されると数時間から翌日になってからかなり痒くなるというもの。
特にホテルでの感染が多く発生していて、安いホテルだけでなく、高級ホテルでも発生していました。
気持ち悪いです。
防虫剤で予防可能
ホテルで刺されるのももちろん嫌ですが、深刻なのが荷物などといっしょに自宅へ持って帰ってしまうこと。映像でも荷物をビニールで覆うなどの対処法が紹介されていましたが、調べてみるとパラジクロロベンゼン系の防虫剤が有効とのこと。
ネオパラエースやパラゾールなど昔からあるにおいのきついものです。
ただ、におい移りには注意が必要。
特に食品のお土産といっしょにするとにおいが移ってしまう事がありますので注意が必要です。
ジップロック等の場合は二重にするのがおすすめ。
お手軽バッグ(サンドイッチバッグ)ではにおい漏れが防げません。
アメリカは専用サイトで発生状況が確認できます
お勧めなのが次のサイト。BedBugReports
トコジラミと遭遇した宿泊施設などを登録するサイト。
以前ほどではありませんが、最近もレポートされています。
ホテルにチェックインしたらすること
気にし過ぎたらきりがないのですが、とりあえず次の内容をチェックしましょう。成虫はもちろん、乾いた血液の跡やふんの跡とみられる黒い点々があるかどうかも確認しましょう。
- ベッドのマットレスの隅、ソファーの継ぎ目、縫い目を確認する。
- マットレスやソファーの下を確認する。
- ヘッドボードのすき間を確認。
見付けたら部屋を変えてもらうのが一番重要です。
家に持ち帰らないための対策
- 衣類をドレッサーに入れない。荷物や汚れた服はビニール袋に入れて保管。
- 手荷物を床に直接置かない。
刺されないための対策・刺された場合の対策
最近では以前ほど大発生していないので、あまり気にする必要はありませんが、対策は知っておきましょう。刺されないためには
虫よけスプレーは有用。いろいろな商品があるみたいですが、一応、一般的な虫よけスプレーの類は効果があるとされているみたい。
一般的に携行する量であれば他のスプレー缶と合わせても航空危険物にも該当しません。
刺された場合は
そして、刺されちゃった時の虫さされの薬。抗ヒスタミン剤が入っている虫刺されの薬には南京虫との記載もあるものがあります。
例えばゼリア新薬のジュラールが該当します。
ただし、症状が改善しない場合は迷わず医者に行ったほうがいいでしょう。
絶対に自宅に持ち帰らないようにするためには
自宅で南京虫の被害が発生したら、かなり大変なことに。自分で宿泊した際に遭遇してしまった場合はもちろんですが、帰りの機内や手荷物宅配の際に、他の荷物から移動してくることも考えられます。
対策としては、すぐに荷解きをすることが重要。
その際に、慎重に確認するようにしましょう。
旅先で遭遇した時や万が一発見してしまった時の荷物チェックのポイントは以下のとおりです。
- バッグのすべての縫い目を確認すること。掃除機できれいにすること。
- 荷物をお湯で洗浄する。50%酢を入れたお湯が効果的。
- 洗浄後天日干し。
- 荷物が乾いたら、再度掃除機で吸引。すべての縫い目を確認する。
- 掃除機の紙バッグやダストボックスを掃除。袋/容器の中に南京虫またはその卵がある可能性も。屋内にはおかずに屋外のゴミ容器に捨てること。
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