紹介ポイント獲得のためにかなりのブログで紹介されていますが、最近目立ってきたのが、Marriott BonvoyのポイントをeGiftCardに交換する記事。
実は、マリオットギフトカードは使えないことが多いので要注意です。
Marriott GiftCard はカナダのギフトカードプロバイダー Givexのシステムを利用したドル建てカード
マリオットギフトカード。
アメリカ国内ではかなり出回っており、小売店でも販売されています。
例えばコストコでは50ドルのギフトカードが2枚で79ドルで販売されることも。
最近では少なくなりましたが、マイレージプラス会員向けに、購入のインセンティブとしてかなり率の良いマイル加算があった時期もありました。
eGiftCardとプラスチックのギフトカード 仕組みは一緒
主にアメリカ国内で販売されているプラスチックカードもMarriott Bonvoyのポイントを交換などで手に入るeGiftCardも仕組みは同じ。
プラスチックカードの場合はカード裏面に表示されているコード、eGiftCardの場合は購入時に送られてくるデジタルコードをスタッフがGivexのシステムに打ち込んで決済する仕組みです。
使用可能なホテルは世界中で6,700件以上だが…
一部を除くマリオット系列の全世界のホテルで利用できる規則です。
SPGだったホテルでも使用可能になったので現時点で使用可能なホテルチェーンは以下のとおりです。
- AC Hotels by Marriott
- Aloft
- Autograph Collection Hotels
- Courtyard
- Delta Hotels and Resorts
- EDITION
- Element
- Fairfield Inn & Suites
- Four Points by Sheraton
- Gaylord Hotels
- JW Marriott
- Le Méridien
- Marriott Hotels
- Marriott Vacation Club
- Moxy Hotels
- Renaissance Hotels
- Residence Inn
- Sheraton
- SpringHill Suites
- St. Regis
- The Luxury Collection
- The Ritz-Carlton
- TownePlace Suites
- Tribute Portfolio
- W
- Westin
マリオット系列で使用できないのは以下のホテルです。
- Bvlgari
- Design Hotels
- Protea Hotels by Marriott
- Marriott Executive Apartments
- The Ritz-Carlton Reserve hotels
- The Ritz-Carlton Destination Club
- The Ritz-Carlton Partner hotels
規則上で使用できないホテルは、マリオット系列でも特殊な位置付けのホテルなのであまり影響はないと思います。
規則上は宿泊料金はもちろん、直営のレストランやリテール、サービスなどで利用できることになっています。
アメリカ国外では使用を断られる場合が多い 利用できたのは3割程度
私もかなりの枚数を持っているのでよく利用しています。
アメリカ国内では利用を断られたことは一度もありません。
しかしながら、ドル建てカードの為、アメリカ国外ではかなり使いにくいカード。
ホテルスタッフも見たことが無いのか、利用を断られる例が多発します。
実際、どのくらい使用が出来たのかを紹介します。
ルネッサンスサッポロ - 利用不可
現在はプレミアホテル-TSUBAKIにリブランドされていますが、ルネッサンスだった2014年に宿泊しました。
断ったスタッフが言った理由「うちはマリオットではありません。」
名古屋マリオットアソシアホテル - 利用可
宿泊精算時にフロントで利用。
マニュアルを見ながらの対応で時間がかかりましたが利用できました。
ルネッサンスリゾートナルト - 利用不可
こちらもアオアヲ ナルト リゾートにリブランドされました。
何回か宿泊しましたが、利用できたことがありません。
特に直営レストランは端末が無いので利用不可。フロントでも分る人がいないとのことで断られました。
コートヤード台北 - 利用可
海外で利用して一番スマートだったのがココ。
アメリカ国内と同じように使用できました。
コートヤード香港沙田 - 利用不可
2013年に宿泊。
チェックアウトの際に、ギフトカードを出すとあからさまに嫌な顔。
「機械が故障していて利用できない」と言われたけど、POSの操作は全くしていませんでした。
ルネッサンス・ウィーン・ホテル - 利用可→利用不可
2013年の宿泊時。
利用できました。
ただし、10分くらい待ちました。
その後、2017年にも宿泊。
ドン引きするくらいサービスレベルが下がっていたのですが、利用できない理由が「フランチャイズだから」。
呆れて物も言えません。
Moxy Milan Malpensa Airport - 利用不可
スタッフのお姉さんがGivexのシステムを操作しようとしたものの上手く操作できず。
番号だけ控えられて、後で連絡するということでチェックアウト。
3日後に「ごめんなさい。無理でした。」というメールが来ました。
Kameha Grand Zürich - 利用不可
ホテル自体は良かったものの、やっぱり利用不可。
「見たことありません」と言われました。
ということで、3割程度しか利用できません。
ちょっと酷いと思います。
実際、マリオットは他のチェーンに比べてチェーンオペレーションがきちんとしていないと思うことも。
料金プランのポリシーがホテルごとに異なっていたり、チェーン本部ではクレーム対応を全くしないなど残念に思うこともしばしばあります。
SPGとの統合で改善されるかと期待していますが、今のところそんな兆しはなし。
ギフトカードの利用についてもチェーンオペレーション上の優先事項であるのは間違いないのに、ここまで利用できないホテルが多いのは閉口します。
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