香港でデモ隊と遭遇 中国本土での香港放送局のテレビ報道は公共広告へ差し替え

香港で発生しているデモ。
2019年6月9日に香港に滞在していました。

「容疑者引き渡し」に反対するデモ 主催者発表で100万人以上

丁度香港に居た日、デモが行われていました。


容疑者引き渡し条例に反対するデモです。

トラムは北角以東は運休 地下鉄は一部駅通過 バスは経路変更や運休

9日の状況はかなり混乱してました。
トラムやバスはあらかじめ運休や経路変更が案内されていましたが、実際には案内されていない路線でも運休や経路変更が発生していました。

北角でトラムを降り、湾仔までバスで。
地下鉄は混乱してそうだったのでフェリーで九龍川へ行くことにしましたが、北角から湾仔まで1時間バスでかかりました。
途中、デモの様子も車窓から見えましたが、かなり凄い。
灣仔でバス停から埠頭まで建物の2階デッキで向かいましたが、写真のような状況。


6月9日は白いTシャツで抗議の意思を示すことになってましたが、道行く人ほとんどがそのような服装でした。

外務省の安全情報をしっかり確認してデモには近づかないように

外務省の海外安全ホームページを確認しましょう。
2019年6月17日現在の情報は次の通り。

香港:「逃亡犯罪人条例等改正案」に反対する抗議活動に関する注意喚起

デモに遭遇した場合には直ちにその場から離れ、安全な場所へ退避するよう努めてください。

深圳での報道はほとんどカット

深圳で宿泊したホテルでも香港のテレビ局香港無線電視TVBの海外向け放送が視聴できました。
ただし、デモ関連の報道は全部カット。
デモの報道になると公共広告のコマーシャルが流れます。
報道番組は30分間のうち、冒頭と終わりの数分だけ。それ以外は不自然に公共広告が流れるだけでした。

香港らしい雰囲気が失われ大陸と一体化する香港

香港に来たのは数年ぶり。
徐々に簡体字が増え始めています。
私は発音は分かりませんが、一緒にいた人によると、湾仔の建物のデッキからデモを見ていた人で北京語を話していた2人組がいたとのこと。

実際、香港はかつての輝きを失ってきていると思います。
このままだと香港への投資は減るでしょうし、観光先としての魅力も無くなってしまうかもしれません。

航空会社を取り巻く環境も暗雲が立ち込めており、キャセイパシフィックは安泰に見えるものの、中国国際航空の資本が強化されるという噂が絶えません。
香港エキスプレス航空はキャセイに買収されるとの報道。
香港航空も経営不振が報じられている状況です。

このまま大陸との一体化が進んでいくと香港でのビジネスは航空産業だけに限らず大陸と一体化していくでしょう。

0 件のコメント :

コメントを投稿